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ノーベル賞を受賞した青色LEDってニキビの治療に使用されています

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いやー、日本人の快挙❗ノーベル物理学賞を3人同時に受賞なんて、山中教授のiPS細胞で盛り上がった日本の科学者の努力をさらに盛り上げてくれます(幻のノーベル賞級の研究もありましたが 笑)。

ノーベル賞の青色LEDをちゃっかり使用してニキビを治す方法

ノーベル物理学賞/赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏!「3人の発明は革命的」15億人の生活の質を高める!_-_みんなが知るべき情報/今日の物語

光の三原色は色の三原色と違って赤・緑・青なのですが、その青って作り出すことは不可能とされていました。それを中村教授をはじめ多くの研究者の業績によって可能としたのが、青色のLEDなのです。PCのディスプレイもこれによってキレイに微妙な色合いをだすことが可能になっていることは周知の事実だと思います。

生き馬の目を抜く熾烈な競争を行ないつつ、ちゃっかり屋の美容医療も青色LEDを使用してニキビの治療に使用しています

もちろん当院にもありますので、これからは中村教授初めお三方に一礼してから使用するようにします。というのもノーベル賞を受賞した方々のことなんてこれっぽっちも考えないで当たり前のようにニキビ治療初め美肌治療に使っていたんですから。

青色LEDのニキビへの治療効果

当たり前のようにLEDディスプレイを使用している皆さんも、一部の理系のオッサンやリケジョを除いて、その青色LEDに関して深ーく考えたことは無いと思います。

青色のLEDのニキビに対する効果も「ニキビに効果あるんだよね」的に当たり前に捉えていてジックリ考えたことなかったです、実は私。

青色LEDのニキビに対する効果

  • 赤々とした炎症を伴ったニキビに対する抗炎症効果
  • 直接ニキビ菌(アクネ菌)に対する殺菌効果
  • ニキビの大きな原因である過剰に分泌される皮脂を減らす効果

などがあります。

さらに美肌治療としては

  • 開いてしまった毛穴を縮小させる効果

もありますので、ニキビを治療しながら美肌を目指す治療に使用されています。

気になる効果ですが⋯残念ながらLEDを照射するだけではニキビ治療に対してはあまり期待できないです。ノーベル物理学賞を使ってもニキビはなかなか手強い相手ということです。そこで、LED単独ではなく、組み合わせて治療するってことを美容医療機器を開発するメーカーは思いついたのです。

ウェブ上にLEDをレーザーと表現しているクリニック関係者と思われる記事が目立ちますが、明らかな間違いですのでご注意ください。

青色LEDを使用しながらニキビ跡まで治療するヴィバーチェという医療機器

このヴィバーチェという医療機器は超極細針で高周波を照射しながら、同時に青色LEDも照射することが可能となっています。

顔:にきび跡___五本木クリニック

中村教授はサラリーマン研究者の時代にこの青色LEDを開発してボーナスとして2万円しか貰えなかったエピソードが有名ですが、当院では60,000円というボッタクリ料金を頂いていて申し訳ありません❗でも、最終的には勤務先である日亜化学工業側から約8億4000万円を訴訟によってですが得ているんで、お許しくださいませ。

なにも当院のヴィバーチェは単に青色LEDを照射するだけでなく、同時に極細の針を使用しながら高周波(RF) も流しているんで、ノーベル賞受賞した技術だけに頼っているわけじゃないのです。

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しかし、日本の美容医療業界は利用出来るものは何でも利用しちゃうんだよね

一時期成長因子と呼ばれる物質を使用して美肌治療を行なうことを「再生医療」って呼んでいました。しかし、厳密な意味での再生医療はこれまたノーベル賞のiPS細胞を使用した医療・治療に限って使用するということを行政サイドは考えています。

いつもなら、お上に逆らう私ですが、この指針は十分納得のいくものです。新鮮な肌を甦らせることは「肌を再生させる」という表現以外どのように表現しようか、iPSの研究者が命を削って研究している分野と患者さんが混同しない表現を検討しなければなりません。

www_mhlw_go_jp_file_06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku_0000030846_pdf

再生医療等の安全性の確保等に関する法律の概要

あえて患者さんが間違った受け止め方をする様な表現を取りながら、一部の医療機関(驚くことに美容クリニック以外でも)で平気で「再生医療」という言葉を使用しています。美容だけでなく自由診療ってお行儀が宜しくない風潮があるので、これからもお行儀よく当院は美容医療の啓蒙活動を行なっていきますね。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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