五本木クリニック院長ブログ

美容整形・美容外科・美容皮膚科、これってどう違うの?


■名前は似ているけど、美容系医療として違いがあるの?

私の感覚的には美容系の医療が一般的になったのはここ十数年のこと。名称も美容整形・美容外科・美容皮膚科、さらには美容内科なんて標榜を掲げているクリニックもあるようです。アンチエイジングって名称で呼んでいるクリニックもありますが、一重まぶたを二重にするのはどう考えてもアンチエイジングじゃないですね。

看板や広告を出すにあたって使っていい科目が厚生労働省によって制限されていて、医師会でもそれを守るように指導しています(診療科名の組合せの表示形式)。

雑誌等で「〇〇に美容整形疑惑」とか「△△が整形していたことを告白!!」と書かれているものを興味津々でお読みになった方もいるでしょうけど

◎美容医療で美容整形という標榜科目は無いのです!!意外でしょ

一般の方が鼻を高くする手術のことを美容整形って呼んでも問題ないですが、メディアは正しい用語を使用しましょうね。



Plastic Surgery Singapore Guide より

ところで美容外科・美容皮膚科・美容皮膚科そして形成外科の違いってご存知でしょうか?この違いについて少々説明させていただきます。

■美容外科と美容内科の違いは明らかだろうけど、美容皮膚科は微妙

外科と内科の違いは、メスを使うか使わないか、要するに手術をするかしないかの違いと捉えて大きな間違いはありません。美容外科と美容内科の違いは、美容内科はサプリメントとか点滴で美肌を実現という流派?と薬やサプリメントで対老化、いわゆるアンチエイジングを目指す流派とかダイエット専門と考えられます。

美容外科と美容皮膚科の違いとはなんだ?って思われるのではないかな?美容外科の医師はフェイスリフトや豊胸術や脂肪吸引をおこなって、美容皮膚科の医師はレーザーやボトックス注射・ヒアルロン酸注入を行っている、と考えてもこれも大きな間違いではありません。

しかし、当院のように美容外科医が中心で行っているクリニックだと、レーザー治療もしますし、ボトックスでしわの治療もしますし、ヒアルロン酸の注入も行います。美容皮膚科を専門としている医師には大変失礼な話かもしれませんけど

◎美容外科医 > 美容皮膚科医という図式も成り立ちます

レーザーでシミ取りを得意としている美容皮膚科医は「美容外科医のレーザーはねえ」なんて言い方をしているかもしれませんけどね。じゃあ、切らないでリフトアップする方法(当院では「ハッピーリフト」というのが名前がいまいちだけど人気・・・ちょっと宣伝)はどうなんだ、と問われると美容皮膚科医でも行っているから話は複雑になってきます。顔のたるみを手術によって引きあげるフェイスリフト至上主義の美容外科医は糸を使ったたるみ改善方法なんんて「フンッ」て感じかと思うと、切る方法の前段階としてせっせと糸を使うリフトアップに励んでおります(当院の医師たちも同じ)。

五本木クリニックは自由診療部門は美容外科・美容皮膚科になっています。美容外科だと「整形だあ、美容整形だあ!!」ってイメージが前面に出ちゃうので、美容皮膚科も一緒に標榜しています。

■同じ外科である美容外科と形成外科の違いは?

メスを使って切る手術をする美容外科と形成外科の違いとなると一般開業医では大差ないです。しかーし、大病院とくに大学病院だと大きく違ってきます。以前このブログ「誰々の鼻が危ない!!とか芸能人の整形疑惑が話題になる風潮から色々考えてみた」でも触れましたが、先天疾患や熱傷を大学病院で担当するのが形成外科です。元々は整形外科(美容じゃないよ)の流れで形成外科がなりたっています(私が大学時代は形成外科は独立した科ではなく、整形外科の一分野で教授がいないためにか、半講座なんて呼び方をしていました)。形成外科の再検手術の技を美容方面に応用したのが美容外科なのです。そういえば当院の美容診療部長の松下医師がブログにそのあたりのことを書いています。

当院は美容外科医中心に、なんて先ほど書きましたが美容部専任の医師のほとんどが形成外科出身なのは手術ができる、顔の筋肉や神経・血管について確実に把握している点で私としては全面的に彼ら彼女らに美容医療を任せることが出来ている大きな理由です。

■突然ですが、12月から特定商取引法が医療にも適応されます

特定商取引法という法律が2017年12月1日から美容医療にも適応されます。一定期間は無条件で契約解除できるクーリングオフを美容医療でも可能になります。でも、こんな法律が美容医療に適応されることが不思議で仕方ありません。なぜなら当院はクーリングオフも途中解約も当然のこととして今まで行ってきましたから。

当院でもセット料金というのがありますが、これは当方から言い出したことではなく、常連の患者さんが「一回ごとに支払うの面倒なんで10回分まとめて支払うわ」といいつつ「まとめて払うから負けなさいよ!!」って院長である私がオバサマ達に押し切られたからなんです。今回、特定商取引法の対象となるのは脱毛・脂肪の溶解・シワ・たるみ取りなどです。今まで特商法は美容系だとエステの痩身とか脱毛が問題になっていたから、それなりに納得でしたが医療にまで適用されるとは予想だにしませんでした。一気にセット料金をがっぽり取ってトンずら、って美容クリニックが存在しているんでしょうね。

当然、当院も車のローン契約書のような書類を作ることになりました。当院をご利用の際は、ご面倒でも一読いただけると幸いに存じます。生命保険の契約時に渡されるほどの量でもありませんし、字の大きさも通常と変わりないものを用意していますので「院長、この契約書読んでよ!!」ってのはダメです。

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