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インスタの反ワクチン界隈がスゴイことになっている件、怖い、怖い。

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反ワクチンあるいはワクチン忌避派と呼ばれているグループがあります。自然派に凝り固まり、ふと気がつくと自然派をこじらせてトンデモないことになってしまいます。

自然派を拗らせた原因の一つとして、医師でありながら反ワクチンを喧伝している医師がいるのです。子育て中のママにターゲットを絞った反ワクチン商法とも言える犠牲者は何も知らない子供たちであることを知ってもらいたいと思います。

片山さつき氏厚生労働相に❗との報道には驚かされましたけど⋯

内閣の改造人事に関して某大新聞社が誤報を流し、医療関係者は奈落の底に一瞬ですが落ちました。

「片山さつき氏が厚労相」は誤り

医療関係者が冷や汗たらりとなった理由は片山さつき氏が反ワクチン活動の急先鋒とも言える某市議会議員のことを持ち上げる発言が過去にあったからです。

科学的根拠のない反ワクチンさんが国民の健康をつかさどる厚生労働省の大臣就任なる事態が誤報であったことにほっと一安心(まあ、EM絡みの議員さんが科学技術担当大臣就任もかなりマズイですけどねえ)。

非科学的かつ医学的な根拠に欠ける反ワクチン界隈のご活躍の場がFacebookであったことは知っていたのですが、その活躍の場が今では

反ワクチン派がインスタ方面を賑わしている件を先日知りました。私はなぜかインスタはいじっていませんので、かなりの周回遅れでその事実を知りました。

https://twitter.com/tamago__0428/status/1046269027046182912

常々まずは一次ソースを確認するべし、と言っていた私として絡んでいないインスタ界隈の一次ソース確認作業に手間取りはしましたが、

インスタ界隈にはびこる反ワクチン派の感染拡大に怯えてしまいました。例えば

画像

https://www.pintaram.com/u/mee_mama_?uid=5530857475より

インスタの場合、引用するときの著作権とか不明かつこのインスタの主が素人さんの場合を考慮してモザイク処理しました(著作権等を侵害している場合は速攻で削除いたします)。

ハッシュタグだらけの文章になんじゃこりゃ状態の私ですが、どうもインスタというものは第三者に見つけてもらうことが一つの目的らしいのでハッシュタグ多用は普通なんですってね。ってっことは「#インフルエンザ予防接種」とか「#HPVワクチン」とか「#ワクチン接種」とかを打ち込むと、反ワクチン派界隈の日々の検索努力によって当然のこととして、

下手にハッシュタグを使うと非科学的かつ医学的根拠のない反ワクチン陣営に引きずり込まれることになっているようです。

反ワクチン界隈のスター医師「横地先生」って誰だ?

私がインスタ方面で活躍されている反ワクチン界隈のおぞましさを知ったツイッター上でも、いくつかのキーワードで見つけることができた素人さんと思われるインスタにも登場する「小児科専門の横地先生」がどうしても気になります。

この横地先生に関しては、トンデモ界隈ニセ医学系情報はそれなりにこまめにEvernoteに記録している中に確かあったはず⋯ありました、この医師で間違いないと思います。

画像

http://yamabiko.dr-clinic.jp/より

この医師は「やまびこDr.の診療日記」というアメブロ(アメブロっていうだけであっち方面のイメージを持つ方も多いかも)、以前からおかしなことを書き連ねていたことがしっかりと私のEvernoteに残されていました

間違いなくトンデモ方面ニセ医学である胎内記憶の伝道者池川明医師の講演会をプッシュしています。

「池川明先生講演会 in 山梨」のご案内

集会の自由は憲法で守られるものですから、どんな怪しげな非科学的かつ医学的根拠に欠ける講演会を開催することに難癖をつけるつもりは全くございません。一方で言論の自由も憲法でしっかり守られていますので、トンデモ医師に対する私のブログも詳細な個人情報の暴露等な悪趣味な傾向がない限り、非難されるものでないと判断します。

この池川明医師は先日は第98代内閣総理大臣安倍晋三夫人であらせられるアッキーを招いた講演会に絡んでいたことは以前ブログにしました。

胎内記憶のトンデモ池川医師と安倍昭恵夫人がタッグを組んだ??

胎内記憶のトンデモ池川医師と安倍昭恵夫人がタッグを組んだ??

妊娠中のお母さんが、お腹の子供に語りかけるのは自然なことです。そして子育て中のママがお子さんに「ママのお腹の中にいた時はどんな気持ちだった」と尋ねるのも微笑ましいひと時です。ですが胎内記憶というワードを用いて疑似科学・ニセ医学を吹聴する医師がいます。さらには胎児前の精子・卵子の記憶まであるというトンデモぶりです。

トンデモ界隈の方々はなぜこのような有名人や政治家の力を借りようとするのか、その辺りもかなり気にはなりますよね。

自然派に興味を持つことは否定しないけど、トンデモにはご注意くださいませ

トンデモ方面の医師や料理研究家や美容研究家や管理栄養士さんを批判するブログを書く私に対する院内の風当たりがかなり強くなった時期がありました。

患者さんが減っているのは院長が過激なブログを書くからです❗キーッとのスタッフの批判に対して患者さんが減っているとのデータを示してください的な返しをする厄介な院長ではありますけど。

まあ、ブログに対する診療中の電話にての苦情に対応するスタッフの苦労というか、不快感に対しては⋯ごめんね、苦労をかけて、ですけど(以前はクレーム対応専従とも言えるスタッフがいたのですが、今産休中)。

必要以上に化学物質に対して反応すること等がきっかけで自然派への道をご自分なりに勉強しつつ邁進する方はそれはそれで評価をしますけど⋯ハッシュタグを駆使して検索することによって、どう見ても医学的な根拠のない反ワクチン陣営に引きずり込む手段ってどうなんでしょうねえ。

このようなワクチン拒否派の地味な活動があるからとは言わないけど⋯インフルエンザ・風疹・麻疹はもとよりオーストラリアでは2028年に撲滅できるとさえ言われている子宮頸がんなんて予防できないわけで、地域密着型のクリニックを営んでいる私としては黙ってはいられません。

反ワクチン陣営の最終目的って何?と素朴な疑問

ワクチンの副反応被害に会われてワクチンの危険性を訴える行為は否定できません。その人が医師であった場合はかなり厄介なことになります。例えば「インフルエンザワクチンは打たないで」の著書のある母里啓子医師。

このかたはめちゃ古い群馬県の医師会が作成した研究である「前橋レボート」を持ち出して、その疫学的研究の間違いを指摘しつつ、インフルエンザワクチンが効果無いどころじゃなくて、副反応の危なさを色々な場所で開催される講演会に招かれて間違った医学知識をご披露しております。

わかりやすく解説します、インフルエンザ予防接種の効果の有効率⋯かなり誤解されています

わかりやすく解説します、インフルエンザ予防接種の効果の有効率⋯かなり誤解されています

インフルエンザワクチン接種でいう有効率で示される数字を正しく認識している人はごく僅かです。降水確率と同じく、多くの方が数字の意味を勘違いしています。インフルエンザワクチンの有効率の数字の意味をわかりやすく解説します。

医師としてワクチンのリスクを拡散することは、ゲスの勘ぐり的には講演会料収入や「先生、先生」と持ち上げられる自己満足以外にも何かあるんじゃ無いでしょうか。そういえば前掲のやまびこDr.の診療日記を書かれている医師って、なぜか布おむつを推奨しているし、アロマについても書かれていますし、もちろんステロイドも忌避していますし、さらには最近は誕生数秘学なるオカルト方面に対しての言質も見られます。

トンデモ医師界隈のビッグショットである「♪」医師の活動が最近聞かれなくなってきました。確かいくつかのSNSがアカウント停止したような記憶あり。まあ、トンデモ医師の世界は人材不足なんてことは無く、次から次とヘンテコな医師が登場する選手層の暑さに驚かされますぜ。

先日ノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶佑教授の「科学誌9割はうそ」発言の誤読が多発しています。多分、反ワクチン界隈は

BMJやランセットやニューイングランドがワクチンの有効性を検証した論文を掲載しているけど、9割は嘘なんですよ❗と勧誘文句をインスタ界隈で多用しているんじゃないでしょうか?怖い、怖い。

最新の入手した資料による反ワクチンの動きはこれ❗

反ワクチン講座内部資料から判明❗子育て中のお母さんがワクチン忌避を選択してしまう理由

反ワクチン講座内部資料から判明❗子育て中のお母さんがワクチン忌避を選択してしまう理由

日本では誰もが生後すぐに数多くのワクチンをはじめとした注射を受けます。医療の進歩で寿命が伸びたというと長生きできるようになったと思う人が大半だと思いますが、赤ちゃんの死亡率が下がったことも大きいのです。子育て中のママは何よりも大切な子供のために様々な情報を仕入れますが、トンデモ情報が多く紛れ込んでいます。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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