切らないで鼻の形を修正治療する方法〜特に「わし鼻」にボトックスが効果を発揮します

鼻整形

わし鼻修正にはボトックスが有効です

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わし鼻は魔女鼻・段鼻などいろいろな呼び方があります。鼻の段差・出っ張りをなくしてスッとした鼻筋にするのに、骨を削る必要のないヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入がよく行われています。

実は、切らずにワシ鼻を修正するのにはボトックスがオススメなんです。

鼻の悩みを抱えていても早まってはいけません。

日本人は西洋人に比べて鼻が低い(実際は低いのではなく平らに広がっていて、長さが短い)を考えられていますので、それがコンプレックスになっている方が多いようです。

しかし安易に鼻を高くするために人工加工物であるプロテーゼというものによる隆鼻術が日本では盛んにおこなわれています。簡単な気軽な気持ちでプロテーゼを鼻に入れてしまうと後で非常に嫌な思いをして、悲惨な結果になることは何回かブログでご紹介しています。

もちろん西洋人でも鼻の悩みはあります

西洋人で鼻の悩みで多いのは「大きな鼻」です。この場合は手術的に骨の一部・軟骨の一部・皮膚の一部を取り除く、非常に大がかりな治療になってしまいます。その次の悩みは鼻筋を通す、鷲鼻を矯正したいという悩みだそうです。

鼻筋を通したい、わし鼻を修正したいという希望は当院でも相談を受ける問題です。程度にもよりますが、外科的な治療を必要としないで「注射一本で簡単に治療」することが可能なのです。

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http://www.hdwallpapersfan.com/

たぶんこれは日本では当院でしかやっていません

何回かブログにも書きましたが、当院にはアラガン社のボトックス治療のアドバイザーが所属していますので、世界中で使用されたボトックス治療の情報がいち早く入っていきます。

その効果の機序を検討して、理論にかなった安全性が確保されている治療を当院はいち早く取り入れています。ブログにも書きましたがネックリフトも多分当院が国内でもっとも多く症例をこなしていると思います。

それではどうやって、どんなメカニズムによって「わし鼻」を改善するのかご紹介していきます。

ボトックスの基本は筋肉緩めることです

わし鼻はなにも鼻の骨・軟骨に問題があるわけじゃないのです(例外もあります)。わし鼻は鼻筋が単純に下方向に引っ張られているだけなのです。このような感じです。

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http://aaronstonemd-plasticsurgery.blogspot.jp/

ここに絡んでくる筋肉は上唇挙筋鼻翼部と鼻中隔下制筋の引っ張り合いにより鼻筋が下方向に引かれるために、鼻先が下を向いたわし鼻になってしまいます。

さらにその力が強すぎると鼻の骨がない鼻先の部分はより下方向に引っ張られるようになってしまい、鼻の真ん中あたりが出っ張って鼻先は下を向いた「わし鼻」になってしまうのです。

実際は他のいくつかの筋肉も関連してきますが、症例をこなしていない・理論を把握していない未熟な医師がまねるといけませんので、手の内はこのあたりの情報公開までとさせて頂きます(意地悪ではありません、本当に見よう見まねで治療してしまうそそっかしい医師が世の中にはいるのです)。

わし鼻はボトックスで治療するとこんな感じになります

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aaronstonemd-plasticsurgery

安全性・痛みは?

世界中で様々な治療に使用されているボトックスの安全性は確立されています。しかし、適切な量を適切な場所に注入することによって効果は患者さんが大喜びする場合もあれば、効果がはっきりしない場合もあります。

効果がはっきりしない場合はまだいいのです。あまりにも違ったポイントに量を間違って注入すると、重篤な場合は呼吸困難を起こす可能性もあります。また、蝋人形のように無表情になってしまうばあいもあります。

テレビを見ていて芸能人の中には表情がいきなり乏しくなって「あの人ボトックス入れすぎたみたいだけど、どこのクリニックでやったんだ?」なんて医師同士で噂することもあります。

痛みは鼻自体に注射をするわけではありませんので、通常おでこのシワにボトックスを注射する程度に考えて頂いて結構です。

この写真のようにほとんど差が無いように見えますが、患者さんにとっては大違いなのです。このような繊細な技術を持たないクリニック・医師に鼻の治療を任せるのは危険です。

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http://noseaesthetics.blogspot.jp/

これによって鼻筋を通すことも可能ですが、繊細なテクニックを必要としますので、くれぐれも医師・クリニック選びは慎重にお願いします。

クリニック選びの選択肢に当院が入ることができれば、大変光栄なことだと思います⋯たぶん「わし鼻の治療」は選択肢が当院しかないと思いますが(すこし偉そうで印象悪し)。

桑満おさむ(医師)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ(医師)への相談窓口

0120-70-5929

10:00~18:30※日曜日•祝日は休診

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