五本木クリニック院長ブログ

見た目と中身は別っていうけど、男の場合は外見とIQに関連性が・・・。


■実際問題として賢そうな顔つきってあるけど、本当の頭の中身は?

バカな振りをしているけど、実際は非常に頭の回転が速い人がテレビなどでもてはやされた時期がありました。女性に対しても「知性的な女性って魅力的ですよね」的な褒め方をする人もいますし、男性に対しても「知性的な容貌に魅力を感じる」という女性も多いのではないでしょうか?

私も今まで頭脳明晰といわれている多くの人と出会ってきましたが、顔が魅力的かというとかなり微妙ですし、人間性に問題がある人も少なくありませんでした。頭の悪そうな顔つきなのに実際は勉強ができる人もいますし、賢そうな顔なんだけど勉強は全然という人もいますね。

■顔の与える印象と頭脳の関係を調査した論文がありました

「見た目より中身」という言葉が使われるように、外見からその人のもつ能力が判別できるか、という課題についての論文がありました。魅力的に見える人は頭が良さそうに見えるか?頭が良さそうに見える人は本当に頭が良いのか?という素朴な疑問を真面目に調査したグループがあるのです。チェコの研究者達ですが、旧東側の国の論文は「デブだとモテない理由が医学的に判明した!?」とかラトビア共和国で行われた「女性はストレスがたまると魅力が落ちる」なんて面白い論文があります。

方法としては男女40人ずつを集めて、その人たちの写真を160人に見せてに魅力的に感じるか?賢そうに見えるか?判定させました。
Want_people_to_think_you’re_smarter__Smile_more_
「Perceived Intelligence Is Associated with Measured Intelligence in Men but Not Women」(PLoS One. 2014; 9(3): e81237.)より
その結果、
頭が悪そうに見える平均的な顔つきは
・顎を大きくして、鼻を小さめくし、眉の間隔を狭くする
頭を良さそうに見える平均的な顔つきは
・顎のラインをスッキリさせ、鼻も細く長くし眉間を広くする
でした。これは知能の高低を一般的に解釈されているものと、この論文には書かれていますが、世界的に認められたデータであるかは不明です。

■残念ながら男性は見た目の魅力と知能に関連性がありました

結果としては、魅力的で頭が良さそうに見えても、女性の場合はIQとの関連は認められなかったということでした。一方、男性の場合は見た目が賢そうだと実際賢い可能性が・・・。
PLOS_ONE__Perceived_Intelligence_Is_Associated_with_Measured_Intelligence_in_Men_but_Not_Women
このグラフからは見た目で賢い人が実際にIQが高ければ、点は右に行くほど縦軸の上の方に位置して、頭が悪そうな印象を与える人がIQが低いなら、点が左に行くほど縦軸の下の方に位置しないとなりません。女性の場合、点のまとまりに対して線を引いても水平になっていますから、見た目と実際の賢さには全く関連がなかったことになります。

でも、男性の場合は残念ながらプロットした線が右肩上がりになっていますので、見た目と中身が一致する可能性がでてきます。さらに極端に左に行けば(IQがメチャ高い)逆に魅力的には見えなくなる、ということになります。トンデモ無く頭の良い人はあまり魅力的ではないのですね。

■論文の引用文献まで調べている米国の新聞に見習わなきゃ、理研の偉い人は。

世の中にはこのようなヘンテコというか、面白い論文を見つける人がいるもので、今回のこの論文はワシントンポストのオンライン版でも取り上げていました。
Want_people_to_think_you’re_smarter__Smile_more_
http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2014/04/07/より
このグラフは魅力的に見える人に対する評価と頭が良さそうに見える人の評価の関連性を表していて、魅力的に見えるほど、頭が良さそうに見えるいうことが強い関連があることを表しています。このグラフは今回取り上げた論文にはないものなのですが、今回の論文中にある引用した論文を探し出し、それをもとにワシントンポスト社が独自に作成したようです。

STAP小保方さんの博士論文の引用した論文一覧自体がコピペの可能性が指摘されています。新聞社さえ公表された論文の元ネタを調査しているのですから、理研関係者がこのような努力をしていればSTAP細胞ねつ造問題も起こらなかったのではないでしょうか?

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